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本が読めるようになると本を読まなくなる?

「幼稚園の時は、絵本が大好きだったのに…。小学生になったらちっとも本を読まなくなった。」

お宅ではどうですか?こんなふうに感じることはありまえんか?
実は、こういう子供はとても多いのです。

小さい頃は、しつこいくらいに「読んで…読んで…」と、お母さんの後を付いてきた子供が、小学校に上がり、ひらがな、カタカナ、漢字も覚え、ある程度ふり仮名があれば、たいていの本は読めるというレベルに達した時、親としてはとても嬉しいものです。

子供が、絵本ではない、文字のたくさん書いてある本を読んでいるのを見ると、感動しますね。

読書は、子供の成長にとってとても大切です。
国語力を養うだけではなく、心を豊かにします。「読書が好きな子供にしたい」と、親なら誰でも思うのではないでしょうか?

しかし、気がつくとだんだん本を読まなくなっている…というのは良くあることなのです。

子供の読書嫌いは親のせい?

実は、子供の読書嫌いは、「親のせい」ということがよくあります。
ただ、本を読んでいるのを見ていればいいのですが、親が気を利かせて
1.「こんな本はどう?」と頼まれてもいないのに、親が読ませたい本を勧めたり、
2.「漫画はダメ!」と漫画を読むことを禁止したり、
3.「この本を読んでどう思った?」と感想を聞いたり…
していませんか?

「え?何がいけないの?」と思う方もいるかもしれませんが、上のような行為は子供を読書嫌いにさせる原因になっています。

本を自分で読むことができるようになった子どもは、本が読みたくてたまりません。自分で読める、好きな本が読めるというのがとても嬉しいのです。
ここで、親が本を勧めると、急に読書をやらされてる気分になってしまいます。
どんなに面白い本でも自発的に読む本と、勧められて読む本では違うのです。
漫画を禁止する家庭も多いです。
確かに、漫画も内容によっては、あまり読ませたくないような物もあるかもしれません。
しかし、ここは我慢。最低限のチェックは避けられないにしても、漫画もどんどん読ませてあげて欲しいのです。

漫画を禁止させられた家の子供は、将来読書嫌いになることが非常に多いです。
子供が小学生のうちは、たとえ漫画の文字であっても、活字に触れるという意味では勉強になります。
文字を読むだけでも勉強になっているのです。そして、続きが読みたいから、どんどん読んでいきます。これが、「読書の第一歩」であることもあるのです。

漫画ばっかり…と思っても、漫画で活字になれた子供のは、本の活字も読むことがあまり辛く感じません。
漫画を禁止されると、活字になれていない分、一般の本を読むのはストレスになるのです。

本の感想も、親から聞くのはNGです。
感想を聞かれると思った瞬間に、遊びの延長であった読書が勉強に変わります。これで、子供は本を読むのが楽しくなくなるのです。

私たち親も思いだしませんか?「読書感想文を書いてきなさい」と、宿題が出たときの憂鬱な気持を。本当なら楽しいはずの本も、感想文を書かなくてはと思った瞬間につまらなく感じたことありませんでしたか?

読書が大好きな子供を育てるには!

読書が大好きな子供を育てるには、子供が読む本に親が干渉しないこと読書を絶対に義務にしないこと

そして、親も読書を楽しむこと。

親の本棚に本がほとんどなく、本屋に本を買いに行く習慣もない…これでは、子供が本を読まなくて当然ですよね。
読書も、勉強も同じです。
親の背中を見て育つのが子供なのです。